サンスベリアはインコ有害？飼い主が知っておくべき注意点

インコをはじめとする小鳥を飼っている場合、サンスベリアが有害ではないか心配する飼い主も少なくありません。

この記事では、サンスベリアがインコにとって安全かどうかを徹底解説し、植物とペットを共存させるための注意点を紹介します。

サンスベリアはインコに有害？

結論から言うと、サンスベリアはインコにとって安全とは言い切れない植物です。

サンスベリアは「サポニン」を含む

• サポニンは、植物が自身を外敵から守るために含む成分の一種
• インコなどの小型の鳥や動物にとって、消化不良や中毒症状を引き起こす可能性がある

中毒症状の例

• 嘔吐
• 食欲不振
• 下痢
• 元気がなくなる

特にインコのような小型の鳥は体が小さいため、少量でも影響を受けやすいのが特徴です。

サンスベリアをインコのいる家庭で飾る際の注意点は？

サンスベリアがインコに有害である可能性がある以上、以下のポイントに注意して飾ることが重要です。

インコが届かない場所に置く

• 高い棚や壁掛けタイプのプランターを使用する。
• ケージの近くや放鳥時にインコがアクセスできる場所は避けましょう。

落ちた葉や破片にも注意

• サンスベリアの葉が折れたり、落ちたりした場合、インコが拾ってかじる可能性があります。
• 定期的に床や周囲を掃除し、葉や破片がないか確認してください。

代わりに安全な観葉植物を選ぶ

インコが食べても安全な観葉植物を選ぶことで、リスクを回避できます。

• 安全な植物の例
  • セントポーリア
  • 幸福の木
  • 金のなる木
  • ペペロミア
  • シェフレラ
• 危険な植物の例
  • ポトス
  • ベゴニア
  • ポインセチア
  • クリスマスローズ

土も水も使わない「フェイクグリーン」という選択肢もある。毒の心配要らずで室内でも虫が湧かず清潔！

▶虫が苦手な方に最適！リアルで手間いらずのサンスベリアのフェイクグリーンとは？

インコがサンスベリアをかじってしまった場合の対処法

もしインコがサンスベリアをかじってしまった場合、迅速な対応が必要です。

症状が出たらすぐに動物病院へ

• 嘔吐や元気がないなどの異常が見られた場合、すぐに獣医師に相談しましょう。
• 植物の名前や摂取した量をできるだけ正確に伝えることが重要です。

症状が出ていない場合でも観察を続ける

• 摂取量が少ない場合、すぐに症状が出ないこともあります。
• 24時間程度はインコの様子を観察し、変化があれば病院に連絡してください。

インコがいる家庭で観葉植物を楽しむための工夫

インコと植物が共存できる環境を作るためには、いくつかの工夫が必要です。

植物専用スペースを作る

• 植物をインコが届かない専用のエリアや部屋にまとめて配置します。
• ガラスケースやカバーを使って保護するのも効果的です。

フェイクグリーンを活用する

• 本物の植物の代わりにフェイクグリーンを飾ることで、インコへの危険をゼロにできます。
• 最近のフェイクグリーンは非常にリアルで、お手入れの手間も省けるのでおすすめです。

放鳥中はインコを見守る

• 放鳥中はインコが植物に近づかないよう、常に見守るようにしましょう。

▶サンスベリアからマイナスイオンが発生するは、嘘？

サンスベリアはインコ有害？飼い主が知っておくべき注意点【まとめ】

サンスベリアはインコにとって安全とは言い切れない植物であり、飾る際には細心の注意が必要です。

インコと観葉植物のどちらも大切にしたい方は、今回ご紹介した注意点や工夫をぜひ実践してみてください。

安全で快適な住環境を整え、インコとの楽しい暮らしを満喫しましょう！