サンスベリアは蛍光灯の明かりだけでも問題なく育つのかな?
サンスベリアを育てている方の中には、日中は防犯のためカーテンを閉めているという方も多いのではないでしょうか?
植物は蛍光灯の明かりだけで育つの?…と疑問に思う方も多いと思います。
この記事では、サンスベリアが蛍光灯の明かりで育つかどうか、そして窓の無い部屋で育てる際の注意点を解説します。
サンスベリアは蛍光灯だけで育つ?照明の選び方と照射時間
蛍光灯だけだと成長<延命のような状態
結論からいえば、サンスベリアは蛍光灯の明かりだけでも育てられなくはありません。
ただ、完全な日光が無い環境下では、育つというよりは「延命」のような状態に陥り、徐々に弱っていくことが多いです。
昼白色・昼光色を選ぶのが最低条件
自然光に含まれる赤色光(600〜700nm)と青色光(400〜500nm)は、植物の葉や根の成長に深く関わっています。
蛍光灯もある程度、青色と赤色の光を放っているため、植物の成長に寄与しますが、自然光に比べて光の質や強度が不十分です。
蛍光灯だけで育てたいのなら、最低でも昼光色・昼白色を選ぶことで、太陽光に近い光を再現できます。
照射時間は1日12〜16時間程度
蛍光灯だけでサンスベリアを育てる場合、以下のポイントに注意しましょう。
- 点灯時間は1日12〜16時間 蛍光灯だけでサンスベリアを育てたいなら、1日12〜16時間程度の点灯が理想的です。自然光よりも光の強度が弱いので、照明時間を長くすることで、植物が必要とする光合成のエネルギーを補います。
- 植物育成ライトを取り入れる 蛍光灯のみだとやはり光不足に陥りがちなため、植物育成LEDライトを取り入れるのがおすすめです。植物育成ライトは太陽光に近い光を放射できます。
サンスベリアは蛍光灯だけより植物育成ライトを取り入れるのが効果的
窓の無い部屋でサンスベリアを育てるなら、植物育成ライトを活用するのがおすすめです。
蛍光灯に加えて育成ライトを使うことで日照不足を補い、健康な状態を保つことができます。
光合成に必要な光の波長をバランス良く含む
窓の無い部屋では植物育成ライトを使いましょう。光合成に必要な光の波長をバランス良く含むため、蛍光灯だけよりも効果的に成長を促進します。
- 植物育成用LEDライトには赤色と青色の波長がバランス良く含まれており、蛍光灯だけよりも効率よく光を照射できる
- 照明をサンスベリアの上方に配置し、12〜16時間の照明時間を保つと効果的
場所の制限のないクリップタイプが便利
クリップタイプだと場所の制限がないため、インテリアにも取り入れやすいです。
また、タイマー機能付きだとその都度ON・OFF不要なので、お忙しい方でも手間が省けます。
蛍光灯だけでサンスベリアを育てるときの注意点
蛍光灯だけでサンスベリアを育てる場合、以下のポイントに注意して管理を続けましょう。
肥料の使用を控える
日光が少ない環境ではサンスベリアの成長が遅くなるため、肥料の使用を控えめにするか、場合によっては使用しなくても構いません。
十分な光と風通しが得られない状態での過剰な肥料は、根の負担を増やし、逆に弱らせてしまう恐れがあります。
ローテーションさせる
もし可能なら、サンスベリアを定期的に窓のある部屋に移動させ、自然光を取り入れることも効果的です。
特に月に1〜2回程度、数日間窓際の光を浴びさせることで、株の健康を維持しやすくなります。
ただし、急に直射日光に当てると葉を傷める恐れがあるため注意しましょう。
フェイクグリーンを取り入れる
植物を育てるのが難しい環境や、虫が苦手な人はフェイクグリーン(人工観葉)を取り入れるのもおすすめです。
フェイクグリーンなら手入れ不要で、土も水も使わないため、衛生面の気になる場所でも安心して飾れます。
サンスベリアは蛍光灯だけで育つ?窓の無い部屋で育てる時の注意点【まとめ】
サンスベリアは蛍光灯だけでも育てられなくはありませんが、光の質や量、照射時間に配慮する必要があります。
また、蛍光灯の選び方や配置、照明時間なども大事なポイントです。
さらに、蛍光灯だけよりは植物育成用LEDライトを使用することで、効果的にサンスベリアを育てることができます。