サンスベリアの模様が購入時と変わってきたような気がする。。
サンスベリアを長く育てている方のなかには、このような疑問を抱かれている方も多いのではないでしょうか?
実は、サンスベリアは葉に現れる独特な模様や色が管理環境によって変わることがあります。
そこで今回は、サンスベリアの模様が変わる理由とその対処法について解説します。
サンスベリアの模様が変わる主な理由と対処法
サンスベリアの模様が変わる原因には、以下の要素が考えられます。
- 日光不足または過剰な日光
- 葉挿しによる先祖返り
- 生理現象
これらの要素について、順を追って詳しく見ていきましょう。
日光不足または過剰な日光
サンスベリアは耐陰性のある植物ですが、あまりにも光が不足すると葉の緑が薄くなり、縞模様が不鮮明になることがあります。
一方、直射日光を浴びすぎると葉焼けを起こし、模様が茶色く変色したり、葉が焦げたように見えることがあります。
対処法
- 室内なら南~東向きの窓際に置く
- 屋外なら日向~半日陰が理想。ただし夏は直射日光を避けた方が無難
葉挿しによる先祖返り
サンスベリアを葉挿しで増やすと、新しく出てきた株の模様が変わることがあります。
特に、葉挿しを行う際に起こりやすい現象の一つが「先祖返り」です。
先祖返りは、元の品種の特徴が薄れ、原種に近い姿に戻る現象です。葉の縞模様が消えたり、緑一色になったりします。
対処法
- 葉挿しで増やした株は黄色の模様が無くなることが多い
- もし先祖返りが起きても、それ自体が植物の健康を害するわけではない
- 模様を変えたくないなら、葉挿しではなく株分けで増やす
生理現象
サンスベリアが成長すると、年齢とともに模様が変わることがあります。
特に古い葉が色褪せたり、縞模様が薄くなったりすることがありますが、これは植物の生理現象です。
新しい葉が成長すれば、美しい模様が再び現れるでしょう。
対処法
- 植物全体が健康であれば、古い葉の変色や模様の変化は特に問題ありません。必要に応じて古い葉を剪定し、成長を促すことができます。
サンスベリアの模様を美しく保つために押さえておくべきポイント3つ
サンスベリアの模様を美しく保つためには、以下3つのポイントに気をつけて管理しましょう。
室内なら南~東向きの窓際に置く
サンスベリアは少ない光でも育てられる「観葉植物」として人気ですが、本来は日光が大好きです。
窓から遠く離れた壁際や部屋の隅に置いていると、高確率で光線不足を起こし、葉の色つやが悪くなります。
室内なら南~東向きの窓際に置き、気温が許す限りは屋外の半日陰に置くと丈夫な株に育ちます。
1~2年に一度の植え替え
サンスベリアは2年以上植え替え無いままだと根詰まりを起こし、栄養が十分に吸収できなくなります。
根が傷むと葉が弱くなり、同時に美しい模様が薄れることがあります。
定期的に植え替えることで根の健康を保ち、模様を美しく保つことができます。
サンスベリアの模様が変わる理由と対処法【まとめ】
サンスベリアの模様が変わる理由は、日光の不足や葉挿しによる先祖返り、生理現象など多岐にわたります。
模様が変わった場合、まずはこれらの原因を特定し、適切なケアを行うことが大事です。
模様の変化に気づいたら日常のケアを見直し、健康な成長を促すように心がけましょう。