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サンスベリアの葉が折れた?原因と対処法を徹底解説

サンスベリアを切り取る よくあるトラブル

サンスベリアの葉がカーテンや服などに引っかかり、ポキッと折れてしまってお困りではありませんか?

サンスベリアの折れた葉は、発根させて再生させることも可能です。

今回は、サンスベリアの葉が折れる原因と対処法をご紹介します。

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この記事を書いた人
meme

農業高校にて3年間園芸を学ぶ。自宅にて100種類以上の植物を栽培中。狭い賃貸物件でもグリーンの溢れる生活を満喫中。なかでもコンパクトに楽しめるサンスベリアは大好き。

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サンスベリアの葉が折れたときの原因と対処法

折れたサンスベリアの葉▲まずは、根元が腐っていないかチェック!

サンスベリアの葉が折れた場合、まずは根元が腐っていないか確認しましょう。

折れた部分が柔らかくなってブヨブヨとしている場合、根腐れによって根元が腐り、倒れてしまっていることも考えられるからです。

物理的な刺激

「カーテンの裾にサンスベリアの葉が引っかかって折れた」「ぶつかった衝撃でサンスベリアが折れてしまった」などということもあります。

折れた葉は葉挿しとして使うことができます。

対処法

  • 置き場所の見直し

鉢に残った根元部分の葉は、葉先が再生することはありません。

そのままにしておくか、気になるようなら根元からカットするのがよいでしょう。

ちなみに筆者宅のサンスベリアの場合、折れた葉の根元部分を残しています。少しずつ伸びていますが、葉先が再生することはありません。(下写真)

折れたサンスベリアの約一年後

放っておいた場合、折れた部分が乾燥して白っぽくなります。枯れることはありませんがその後の生長もあまり期待できません。

日光不足

細くひょろひょろになったサンスベリア
日光不足が続くと葉が細長く垂れてくる。

長い間、日光不足が続くことで葉の1本1本が細く弱々しくなり、倒れてきたり、折れやすくなったりします。

サンスベリアは本来、日光が大好きな植物。折れにくく丈夫な葉に育てるためには日光が不可欠です。

対処法

植物育成ライト
日当たりの良い場所が確保できない場合、植物育成ライトを使うのも選択肢の一つ。
  • 室内なら南~東向きの窓際に置くのが理想
  • 日当たりの良い場所が確保できない場合、植物育成ライトを使うのも良い

直射日光をガンガン当ててサンスベリアを育てた結果…

水のやりすぎ

根腐れしたサンスベリア▲根元がぶよぶよに腐ったサンスベリア

サンスベリアの葉が折れた場合で、且つ、根元がぶよぶよと柔らかくなっている場合、多湿により根腐れを起こしている可能性が高いです。

この場合、すでに腐敗した部分はできるだけ取り除きます。

サンスベリアは乾燥に強い反面、多湿には弱い。特に、気温が下がり始める秋~冬にかけては、ほぼ断水気味にする必要があります。

サンスベリアの水やりは土がしっかりと乾いてからが基本

サンスベリアの水やりは、「土がしっかりと乾いてからたっぷりと」が基本です。

ただし、気温が15度以下になる秋から冬はさらに乾かし気味に管理しなくてはなりません。

サンスベリアは肉厚の葉に多くの水分を蓄えています。どちらかというと多肉植物に近い性質を持つ。必要以上の水やりは根を腐らせ株を弱らせる「根腐れ」を引き起こす。

春から秋(20度~30度くらい)土がしっかり乾いてからたっぷりと与える。
真夏(30度以上)土がしっかりと乾いてから涼しい時間帯に与える。できるだけ風通しのよい場所に置くことで蒸れを防ぐ。
秋から冬(15度以下)土がしっかりと乾いてさらに3~4日してから土全体が湿る程度に水を与える。水やりは暖かい時間帯に30度程度の常温の水を。水やり後はしっかりと水気を切るのがポイント。

サンスベリアの水やり方法!時間帯は何時頃がベスト?

根詰まり

根詰まりしたサンスベリア
鉢の中が株でぎゅうぎゅう詰め。

サンスベリアを2年以上植え替えていないと、鉢の中が株でぎゅうぎゅう詰めになり、必要な水分を吸収できなくなってきます。

その結果、徐々に葉が細くなり、葉の重みで途中から折れることがあります。

対処法

  • 1~2年に一度、ひと回り大きな鉢に植え替え
  • 鉢を大きくしたくない場合は、株分けして鉢のサイズを抑える
  • 植え替えの適期は春~秋、株分けするなら春~初夏が適期

サンスベリアの株分けが失敗する原因は?手順を画像付きで解説します

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サンスベリアの葉が折れるのを防ぐコツ

風除室に置いたポトスとサンスベリア

サンスベリアの葉を折らないようにするには、以下のポイントに配慮してお手入れする必要があります。

室内なら南~東向きの窓際に置くのが理想

サンスベリアは耐陰性があるとはいえ、本来は日光が大好きです。室内なら南~東向きの窓際に置くと、徒長を起こしにくくなります。

窓から遠く離れた壁際や部屋の隅などに放置していると、徐々に葉が細長く間延びして折れやすくなります。

サンスベリアがひょろひょろになる原因と対策!

水やりは土が完全に乾いてから

サンスベリアは土が乾かないうちに次から次へと水やりしていると、高確率で根が腐り、根元からぐにゃりと折れやすいです。

腐敗を防ぐためには、土が完全に乾いてから水を与えるのが基本です。

ただし、生育が鈍る冬は、土が完全に乾いてさらに3~4日してから、土の約1/3が湿るくらいの量の水やりで十分です。

サンスベリアの水やり方法!時間帯は何時頃がベスト?

最低でも2年に一度は植え替える

根詰まりを起こしたサンスベリア
サンスベリアは子株を増やしながら成長していく。

根詰まりを防ぐため、1~2年に一度植え替えましょう。最低でも2年に一度は植え替えてください。

根詰まりを解消するだけでなく、粒が崩れて固まった土を新しい土に交換することは、根腐れの予防にも効果的です。

サンスベリアの植え替えが失敗する原因は?弱った時の対処法も

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折れたサンスベリアの葉を再生する方法

子株が出たサンスベリアの葉挿し
土に挿しておくと発根し子株が出てくる。

葉挿しすることで新しい株を育てることができます。以下の手順を参考にしてください。

  1. 折れた葉を10cm程度に切り、切り口を2~3日乾かします。
  2. 水はけの良い清潔な土に葉の断面を差し込み、明るい場所で発根を待ちます。
  3. うまくいけば数週間後くらいには発根します。

ただ、子株が出るまでには10か月~1年くらいかかる。少なくとも筆者の場合、切った葉を差して発根まで2か月弱、子株が出るまでは10か月近くかかった。

サンスベリアの葉挿しが腐る理由は?手順と経過を徹底解説

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サンスベリアの葉が折れるときの原因と対処法【まとめ】

株分けしたサンスベリア

今回は、サンスベリアの葉が折れた場合の対処法をご紹介しました。

サンスベリアの葉が折れた場合、まずは根腐れを起こしていないか確認しましょう。

その後、日光不足に陥っていないか確認し、置き場所や水やり方法の見直しをします。

秋から冬にかけては寒さにより生長がほぼ止まります。

そのため、この時期に水を与えすぎると根が吸いきれないほどの水分が長く鉢内に停滞することになるのですね。

結果、根腐れを起こしやすくなります。

春から秋の暖かい時期はできるだけ日当たりのよい場所に置き、秋以降は断水気味に管理することで、丈夫な株に育てることができますよ。

サンスベリアの葉が折れたらどうすべき?

  1. まずは根元が柔らかくなって腐っていないか確認する。
  2. 腐っている場合、しばらく水やりを控えて風通しのよい場所へ置く。また、腐敗している部分はできるだけ取り除く。
  3. 物理的な刺激で葉が折れた場合、そのままにしておくか、気になるようなら根元からカットする。折れた葉を葉挿しにするのもよい。
  4. ただし、ひょろひょろとなって葉が弱々しくなっている場合は置き場所の見直しが必要。

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