サンスベリアの水やり方法は、時期によってタイミングや量を変える必要があります。
うっかり水を与えすぎてしまうと、根が呼吸できずに傷んで腐る「根腐れ(ねぐされ)」を引き起こしてしまうことも多いんです。
そこで今回は、サンスベリアの水やり方法を時期別で分かりやすくご紹介します。
サンスベリアの水やり、時間帯はいつがベスト?
サンスベリアの水やりは、時期によって時間帯を変えるのがベストです。
冬の夜間に水やりをすると、水温の低下とともに根がダメージを受けやすくなります。
時期によって時間帯を変える
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- 春~秋:午前中。夏は早朝か日暮れ後。
- 冬:午前中。できるだけ暖かく晴れた日に済ませると失敗しにくい。
サンスベリアの水やり方法!時期によってタイミングと量を変える必要あり
サンスベリアの原産地はアフリカの乾燥地帯です。そのため、暑さと乾燥には非常に強いのが特徴。その反面、寒さと蒸れは大の苦手です。
そのため、サンスベリアは暖かい時期と寒い時期とで、水やりの方法を変える必要があります。
サンスベリアの水やり方法【春~秋・20度以上】
春から秋にかけての暖かい時期はサンスベリアの生育がさかんな時期です。日当たりがよく風通しのよい場所に置くことで、根がどんどん水分を吸い上げ生長とともに子株も出します。(下写真)
そのため、約20度以上の温暖な時期は土が乾いたタイミングでたっぷりと水やりするのが望ましいです。
土が乾いたタイミングでたっぷりと水をやる
土が乾いたかどうかの確認方法は、
- 鉢を持ち上げて軽い(普段から水やり後の鉢の重さを把握しておくとよい)
- 土に指を3cmほど入れて水気を感じない
などがあります。また、いちいち土の乾き具合を調べるのは面倒…という方は、水やりチェッカーを使うのもおすすめです。(下写真)
▲土が乾いたら「白」、土が濡れていたら「青」
土の乾き具合を測定し、最適な水やりのタイミングを色でお知らせしてくれますよ。このようなアイテムを使うことで、管理を楽にするだけでなく、根腐れを防ぐことが出来ます。
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20度以上なら肥料を与えるのもよい
また、サンスベリアは肥料も大好き。20度以上の生育期であれば、2週間に1回ほど水で薄めた液体肥料を与えると葉の色つやがよくなります。
おすすめは昔からある定番の液体肥料「ハイポネックス(原液)」でしょう。効果がしっかりと実感できる上、スーパーやホームセンターで簡単に購入できます。
▲ホームセンターや園芸店には必ずといっていいほど置いてます
これを約500倍に薄めて、水やりとともに与えるだけ。1リットルのジョウロならキャップ約1/10のハイポネックスを薄めればokです。
とっても簡単な上、効果が実感しやすいのでぜひ試してみてください。
ただし、肥料を与えるのは気温20度以上の暖かい時期のみ。株が弱っていたり、鉢の中が根でいっぱいになる根詰まりをしていないことが施肥の条件です。
冬場の施肥は逆に根を傷めることもあるため避けましょう。また、肥料と活力剤の違いについてはこちらの記事をご参考にされてくださいね。
※施肥(せひ)・・・肥料を与えること
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サンスベリアの水やり方法【秋~冬・20度以下】
サンスベリアは20度以下になると徐々に生長が鈍り始め、15度以下になると生長がほぼ止まる休眠期に入ります。
すると、根が水分を吸う力自体が弱まるのです。つまり、不要な水やりは根を腐らせる原因になります。肥料も基本不要です。
土が乾いてさらに3~4日してから土が湿る程度に水やり
15度以下になったらほぼ断水します。水やりは土が完全に乾いて、さらに3~4日してから土の表面が湿る程度でok。
葉にシワがよってからでも構いません。この時期、水のやり忘れよりもやり過ぎに気を付けなくてはなりません。水やりの目安は月に1回~2回程度です。
30度程度の常温の水を用意し、できるだけ暖かい時間帯に与えましょう。受け皿に染み出た水はこまめに捨てます。
水やり後はしっかりと水気を切り、暖かく風通しのよい場所に置いて根腐れを防ぎます。
▲折りたたんだキッチンペーパーの上に鉢を置き、余分な水分を抜いておくのもよい。びちゃびちゃになったら捨てる。
また、窓を閉め切る時期は湿気が一か所に停滞しやすく鉢内の蒸れや冷えを引き起こします。サーキュレーターを活用し、室内の空気を動かすことで、根腐れカビ、病害虫の発生を防ぎます。
サンスベリアの水やり方法!時間帯は何時頃がベスト?【まとめ】
今回は、サンスベリアの水やり方法を時期別でくわしくご紹介しました。
サンスベリアの水やり方法は、暖かい時期と寒い時期で大きく異なります。寒いと言っても私たちが感じる寒さとは違い、サンスベリアの場合は15度以下で真冬のような感覚です。
天気予報をチェックし、最低気温が20度以下になったら徐々に水やりの間隔を空けましょう。さらに最低気温が15度以下になったらほぼ断水。
土がしっかりと乾いてさらに3~4日するまでは水やりを我慢。葉にシワがよっても構いません。
とにかく冬は根腐れさせなこと。春になって気温が上がってくるとぐんぐん生長し始めますよ。
▲株が充実してくると花を咲かせることも!
サンスベリアの水やり方法
サンスベリアの水やり方法【20度以上】 | 土が乾いたタイミングでたっぷりと水やり。2週間に1回、水で薄めたハイポネックスを与えるのもよい。 |
サンスベリアの水やり方法【20度以下】 | 土が乾いてさらに3~4日してから常温の水を土が湿る程度に与える。目安は月に1回程度。葉にしわがよってからでもok。ほぼ断水。最低気温が15度を超えない限りは乾かし気味に管理。 |