水差しで発根させたサンスベリアが腐っちゃった。もうダメかな?
サンスベリアは土で育てるのが一般的ですが、カットした葉を水に差しで発根させることも可能です。
とはいえ、水差しで発根させる際には、根が出る前に葉が腐ってしまうことも…。
そこで今回は、サンスベリアの水差しが腐る原因や、復活させる方法、成功のコツを解説します。
サンスベリアの水差しが腐る原因
サンスベリアの水差しが腐る場合、よくある原因には以下のようなものがあります。
発根に適切な温度でない(15度以下・25度以上)
大前提として、発根に適した気温でないと根が出にくく、理想的な温度は15度~25度くらいです。
水差しの場合、室内の温度が高すぎると水中の酸素が減少し、根が酸欠になってしまいます。
逆に気温が低すぎると成長が鈍り、根が出る前に腐敗しやすいです。
葉が水に浸かりすぎている
サンスベリアの葉が水に深く浸かりすぎると、水の中にある部分が酸素不足になり、腐敗が進行しやすくなります。
サンスベリアを水差しで発根させるなら、葉の断面が水に浸かるくらいの水の量で十分です。
直射日光
サンスベリアの水差しを直射日光が強く当たる場所に置いていると、水温が上がって腐敗が進行しやすくなります。
屋外なら直射日光を避けた日陰、室内なら窓から離れた明るい場所に置くと良いでしょう。
サンスベリアの水差しが腐ったときの復活方法
もしサンスベリアの水差しが腐ってしまった場合でも、適切な対処法を行うことで復活させることが可能です。
腐った部分を切り取る
まず、腐敗している部分をカットします。
葉や根が黒ずんだり、柔らかくなっている箇所は、すでに腐敗が進行しているため、その部分を切り取ります。
切り取った後は、切り口を十分に乾燥させましょう。
水の交換と容器の洗浄をする
腐敗が進行した場合、水は完全に交換することはもちろん、使用した容器も綺麗に洗浄しておきます。
腐敗を防ぐためには、週に1~2回の水の交換が理想的です。
直射日光を避けた明るい場所で発根を待つ
再び、断面を水に浸けたら、直射日光を避けた明るい場所で管理を続けます。
極端な温度変化は避け、窓の近くよりは窓から離れた場所に置くと良いでしょう。理想は15度~25度くらいです。
サンスベリアの水差しを成功させるためのコツ
サンスベリアの水差しを成功させ、長く楽しむためには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。以下に、具体的なコツを紹介します。
水の深さに注意する
サンスベリアの葉を水に差す際、水の深さには注意が必要です。葉が過度に水に浸からないように、葉の根元部分だけが水に浸かる程度に調整しましょう。深すぎると酸素不足により腐敗が進行しやすくなります。
水の清潔さを保つ
水差しで育てる際、常に清潔な水を保つことが重要です。水が汚れると細菌やカビが繁殖しやすくなり、根や葉が腐りやすくなります。水の交換を定期的に行い、必要に応じて水を入れ替えることを心掛けましょう。
強い光に当てない
直射日光が強すぎる場所に置くと、水温が上がりすぎて腐敗が進行するため、明るい日陰で育てるのが理想です。適度な光を当てつつ、風通しの良い場所で管理することで、健康な成長をサポートします。
定期的に葉の状態をチェックする
水差しで育てる際、葉や根の状態をこまめに確認することが大切です。特に、葉が柔らかくなったり黒ずんできた場合は、すぐに腐敗が進行している可能性があるため、早めの対処が求められます。定期的に葉の状態を確認し、健康を保つよう心掛けましょう。
サンスベリアの水差しが腐る原因と復活方法【まとめ】
サンスベリアの水差しが腐る原因には、温度の過不足、水の量、直射日光など、複数の要因が絡み合っています。
とはいえ、腐敗してしまった場合でも、適切に対処すれば再生させることも十分可能です。
今回の記事を参考に、サンスベリアの水差しに再挑戦されてみてはいかがでしょうか?