サンスベリアはマイナスイオンを発生させるって聞いたけど、本当なの…?
サンスベリアが人気な理由の一つに「マイナスイオンを発生させる」という特徴があります。
空気清浄効果も高いと言われるサンスベリアですが、果たして本当にマイナスイオンが発生しているのでしょうか?
そこで今回は、サンスベリアからマイナスイオンが発生しているかどうかの科学的な根拠や、実際の効果について詳しく解説します。
サンスベリアからマイナスイオンは発生するは、嘘?
サンスベリアはマイナスイオンを発生させる観葉植物として知られていますが、実際のところはどうなのでしょうか?
発生したとしてもごく僅か
サンスベリアはマイナスイオンを発生させる植物として知られていますが、科学的根拠は十分に解明されていない部分も多いです。
また、マイナスイオンを発生させていたとしてもその量はごく僅かで、マイナスイオン効果を感じられる程ではありません。
空気清浄効果は証明されている
とはいえ、サンスベリアの空気清浄効果は、NASAが行った研究で確認されています。
ただこの場合も、室内にサンスベリアをひと鉢を置くくらいでは、ほんとど効果が得られません。
海外では寝室に置きたい植物として人気
サンスベリアは空気中の有害物質を吸収し、空気を浄化する力があります。
特にホルムアルデヒドやベンゼンなどの化学物質を吸収する効果が高いとされています。
そのため、海外でサンスベリアは「寝室に置きたい植物no.1」としても知られます。
サンスベリアが空気を綺麗にする「エコプラント」として人気の理由
サンスベリアにはマイナスイオンの他にも、空気を綺麗にする「エコプラント」として高い人気を誇ります。
夜間に酸素を放出する
サンスベリアは他の観葉植物とは異なり、夜間にも酸素を放出する特徴があります。
一般的な植物は、昼間に光合成を行い酸素を放出しますが、サンスベリアはCAM型植物と呼ばれ、夜間も酸素を生成し続けます。
そのため、サンスベリアを寝室に置くことで空気の質が向上し、リラックスした眠りが得られると考えられています。
乾燥に強く育てやすい
サンスベリアは非常に乾燥に強く、手入れが少なくても元気に育つため、忙しい人にも向いている植物です。
水やりを忘れてしまっても枯れる心配が少なく、のんびりと育てることができます。
ただし日当たりが悪いと葉が細く弱々しい姿になるので、室内なら南~東向きの窓際に置くのがおすすめです。
サンスベリアのリラックス効果を高める方法
サンスベリアが持つリラックス効果を最大限に発揮させるためには、以下のポイントに注意して育てることが大切です。
明るい場所に置く
- 南~東向きの窓際に置く:サンスベリアは少ない光で育てられますが、本来は日光が大好き。日光不足が続くと株自体が弱り、空気清浄効果も期待できなくなる。
- 植物育成ライトを活用:日当たりの良い場所が見つからない場合、植物育成ライトを活用するのもおすすめ。
風通しの良い場所に置く
サンスベリアの空気清浄効果を最大化するためには、室内の空気循環を良くすることが必要です。
新鮮な空気が流れることで、植物が効果的に酸素を供給し、リラックスできる環境が保たれます。
- 窓を定期的に開けて空気を入れ替えるか、扇風機や空気清浄機を使って室内の空気を循環させる。
- 窓を閉め切る時期はサーキュレーターをフル活用し、湿気や冷気が1か所に溜まらないよう配慮。
サンスベリアからマイナスイオンが発生するは、嘘?【まとめ】
サンスベリアはマイナスイオンを発生させる植物として人気ですが、科学的根拠は十分に解明されていない部分もあります。
マイナスイオンを発生させていたとしてもその量はごく僅かで、十分な効果を得るためには室内をサンスベリアだらけにしなければなりません。
とはいえ、サンスベリアは数ある観葉植物の中でも、優れた空気清浄効果を持つことが分かっています。
サンスベリアを育てることで、リラックス効果や空気の質を向上させることは十分に可能ですので、ぜひ効果的に取り入れてみてください。