サンスベリアは日当たりの悪い場所でも育てられるの?と疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか?
本記事では、サンスベリアが日陰でどのように育つのか、その特性や注意点、さらに元気に育てるためのポイントを詳しく解説します。
サンスベリアは日当たりの悪い場所でも育つ?
サンスベリアは観葉植物の中でも特に耐陰性が高い種類として知られています。
とはいえ、あまりにも日当たりが悪いと株が弱ってしまいます。
窓から遠く離れた壁際や部屋の隅は注意
耐陰性が高いとはいえ、本来は日光が大好きなサンスベリア。
窓から遠く離れた壁際や部屋の隅に置いたままだと、徐々に葉が間延びして弱々しい見た目になっていきます。
サンスベリアの耐陰性が高い理由
- 厚い葉が水分を蓄える:サンスベリアの葉は厚く、水分を保持しやすいため、乾燥した環境や光が少ない場所でも耐えることができます。
- 光合成の効率が高い:少ない光でも光合成を行う能力があるため、完全な暗闇でない限り成長は可能です。
サンスベリアを日当たりの悪い場所に置くとみられる症状は?
サンスベリアを日当たりの悪い場所に置き続けた場合、以下のような症状がみられます。
注意点1. 成長が遅くなる
サンスベリアは光が少ない場所では成長スピードが遅くなります。新しい葉が出にくかったり、葉の色が薄くなったりする場合があります。
注意点2. 葉の徒長
十分な光がないと、サンスベリアの葉が細く長く伸びる「徒長」が起きることがあります。これは、光を求めて葉が不自然に伸びる現象です。
ちなみに、日当たりの良い場所に置いていても、株の中心部の葉は陰になることで徒長を起こしやすい。1本だけひょろ長く伸びるのは光を求めているため。
注意点3. 水やりの頻度に注意
日陰では土が乾きにくくなるため、水やりの頻度を減らさないと根腐れの原因になります。
サンスベリアは水を耐えすぎると根腐れを起こしやすいため、水遣りチェッカーを使うのもおすすめです。
日当たりの悪い場所でも元気に育てるためのコツ
コツ1. 定期的に日光浴をさせる
週に1回程度、明るい窓辺やベランダに移動して日光を浴びさせると、葉が健康を保ちやすくなります。
コツ2. 光の代わりに人工照明を利用
観葉植物用のLEDライトを使うことで、自然光が少ない環境でも光合成を促進できます。特に冬場や日が短い地域では有効です。
コツ3. 水やりを控えめに
土が完全に乾いてから水を与えるようにしましょう。特に冬場は水やりを月に1回程度に抑えると良いです。
コツ4. 温度管理を徹底する
サンスベリアは寒さに弱い植物です。日陰でも室温が15℃以上を保てる場所に置くことが重要です。
▶サンスベリアの寒さ対策!3つのポイントを押さえて寒さを乗り切ろう
コツ5. 空気の流れを確保
日当たりが悪い場所では空気が滞留しがちです。定期的に換気を行い、植物が新鮮な空気を得られるようにしましょう。
特に窓を閉め切る時期は、サーキュレーターは必須です。
コツ6.フェイクグリーンにしてみる
窓の無い玄関やトイレ、北向きのお部屋などでは、どうしても日光不足に陥ります。
そのような場合、フェイクグリーン(人工観葉)を取り入れることで、長く楽しむことも可能です。
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日当たりが悪い場所でのサンスベリアの品種選び
以下の品種は、日当たりの悪い場所でも比較的元気に育てられます。
ゼラニカ
模様が美しく、耐陰性が高い。深みのある濃いグリーンがカッコいいサンスベリアの原種です。
ムーンシャイン
銀色の葉が特徴で、薄暗い場所でも映えます。強い光で葉を傷めやすいため、室内で育てるのにおすすめの品種です。
ハニー
コンパクトなサイズで、狭いスペースにも適しています。子株が付きやすいので、増やしたい方にもおすすめです。
サンスベリアは日当たりの悪い場所でも大丈夫?【まとめ】
サンスベリアは耐陰性が高いため、日当たりの悪い場所でも育てられる観葉植物の代表格です。
ただし、完全な暗闇では育たないため、間接光や人工照明を活用することが大切です。
また、水やりや温度管理を適切に行えば、日陰でも健康的に育てることができます。
この記事を参考に、サンスベリアを日当たりの悪い場所で元気に育て、室内の緑を楽しんでみてください!