サンスベリアをしばらく育てていると、土からひょっこりと子株が顔を出すことがあります。
順調に育っている証拠ともいえる子株の出現ですが、そのまま放置していると鉢がぎゅうぎゅうになってしまうことも。
そこで今回は、サンスベリアの子株が出てきたらどうすべきかをご紹介します。
サンスベリアの子株が出てきた!そのまま放置で大丈夫?
サンスベリアの子株が出てきたら、まずは暖かく見守りましょう。サンスベリアは暖かい時期に生長がさかんになります。
同時に、地下茎(ちかけい)とよばれる地中にある茎を伸ばして子株を増やすのです。
サンスベリアの子株が出てきたら生長するまでしばらく見守る
サンスベリアの子株が出てきたら、まずはそのまま暖かく見守ります。
株分けして育てたいという場合でも、子株が大きくなるまでは待ちましょう。
子株が小さいうちは無理に切り離さない方がよい
子株が小さなうちは無理に親株から切り離さない方がよいです。
まだ未熟な子株を無理に親株から切り離した場合、そのまま子株が弱ってしまうこともあるからです。
少なくとも親株の半分ほどまでの大きさに生長するまではそのまま育てます。
子株を切り離す際には子株の方にもしっかりと根が残るようにするのが失敗を防ぐコツです。(下写真)
▲切り離す位置を決めたら手で地下茎をポキッと折る
子株が増えて鉢が狭くなったら植え替えor株分けを検討する
子株が増えて鉢が狭くなったり、子株が大きくなって親株が狭そうにしている場合は植え替えor株分けを検討しましょう。
サンスベリアの植え替え・株分けに適しているのは春から秋にかけての暖かい時期です。
寒さは大の苦手のサンスベリア。冬場の植え替えや株分けは株を弱らせる原因になることが多いため避けます。
植え替え、株分けの適期は春から秋の暖かい時期
下写真のように、2年以上植え替えないままだと子株で鉢がぎゅうぎゅうになります。
ここまで詰まると株元が混みあいすぎて生育に影響を及ぼし始めます。
具体的には葉が細くなったりねじれたり、葉先が枯れたり葉が割れたり…などといった症状です。
このような場合、鉢内部の根でぎゅうぎゅうに詰まっているため根腐れのリスクも高くなります。
気温が20度以上の暖かい時期に株分けするか、ひとまわり大きめの鉢に植え替えて根詰まりを解消しましょう。
▲サンスベリアの株分け中
サンスベリアの子株が出てきた!そのまま放置で大丈夫?【まとめ】
▲葉挿しで誕生したサンスベリアの子株たち
今回は、サンスベリアの子株が出てきたらどうすべきかをご紹介しました。
サンスベリアの子株が出てきたら「順調に育っている!」と嬉しくなりますね。
すぐにでも親株から切り離して可愛い鉢に植え替えたいと思われるかもしれませんが、小さな子株はまだ自立できるほど体力が備わっていません。
まずはそのまま大きくなるまで見守り、生長してきたら植え替えや株分けを検討しましょう。
増やした株はそのまま自宅で楽しむのもよし、ご家族や職場などに贈っても喜ばれるはずですよ。
▲株分け後のサンスベリア
サンスベリアの子株が出てきたらどうすべき?
- まずは、子株が大きく育つまで見守る
- 子株が大きく育って鉢がいっぱいになってきたら株分けor植え替えを検討
- 春から秋にかけての暖かい時期(20度以上)に株分けor植え替えを実施