
サンスベリアがまっすぐ伸びてくれない。葉が広がってだらしない。。
サンスベリアは本来、葉が上へまっすぐと伸びる姿が魅力の観葉植物ですが、長く育てているうちに「葉が広がってだらしなく見える」とお悩みの方も多いのではないでしょうか?
この記事では、すぐにできる応急処置と、長期的にまっすぐ育てるためのコツについて、わかりやすく解説します!
今すぐできる!サンスベリアをまっすぐに整える方法

支柱を立てて形をキープする
広がってしまった葉は、そのまま放置するとどんどん姿が乱れてしまいます。
そんなときは、数枚の葉をやさしくまとめて支柱で固定してあげましょう。
無理に押さえつけるのではなく、自然なラインを残しつつ支えるのがポイントです。
ただしあくまで応急処置。自立させるためには環境の見直しが必須!
鉢を回して光を均等に当てる
サンスベリアの葉が傾く大きな原因は、日光が一方向からしか当たらないことです。
窓際に置いていると、どうしても光の方向へ葉が伸びてしまいます。
週に一度でも鉢を90度ずつ回す習慣をつけるだけで、株全体に光が行き渡り、自然とまっすぐな姿に近づいていきます。
サンスベリアをまっすぐ伸ばすための3つのコツ

では、サンスベリアの葉をしっかりと上に向かってまっすぐ伸ばすためのコツ3つを見ていきましょう。
春から秋は屋外に置く

- 春~秋:可能な限り日光を当てる。ただし真夏の直射日光は避けて
サンスベリアは暖かい気候と日光が大好きです。そのため、春から秋にかけては子株を増やしながらよく育ちます。
春から秋に日光が不足すると、葉が光を求めて縦方向にばかり間延びする「徒長」を起こします。
ときどき鉢をまわす
- 定期的に鉢をまわして全方向に光を当てる
同じ方向にばかり日光が当たっていると、いつの間にか葉がねじれたり曲がったりしてきます。
ときどき鉢を動かして、まんべんなく日光が株に当たるようにしてあげましょう。
春の根詰まりチェック

- 1年~2年に一度、春に植え替えを済ませる
サンスベリアは何年も植え替えないままだと、鉢が根でいっぱいになる根詰まりを起こします。
根詰まりを起こすと鉢の中が蒸れ、根腐れのリスクが高まります。
▶サンスベリアの植え替えが失敗する原因は?弱った時の対処法も
品種による違いもチェック

葉が立ちやすい種類

サンスベリア・ローレンティーなどの立ち性の品種は、葉が比較的まっすぐ上に伸びやすい特徴があります。
株姿が整いやすいため、インテリア性を重視したい方に向いています。
広がりやすい種類

一方で、サンスベリア・ボンセレンシスのように放射状に広がる品種は、どうしても葉が外向きになりやすく、姿を整えるのが難しい傾向があります。
自然な広がりを楽しむか、支柱を使ってバランスを取るとよいでしょう。
サンスベリアQ&A(よくある疑問)

Q:葉がすでに広がってしまったら戻せる?
A:完全にまっすぐに戻すのは難しいですが、支柱でまとめたり、新しい葉が出る方向を意識して管理すれば徐々に形を整えることができます。
Q:まっすぐにするのに剪定は必要?
A:基本的に剪定は不要です。むしろ葉を切ってしまうと不自然な形になりやすいので、姿を整えたい場合は支柱や鉢の向きを調整する方がおすすめです。
Q:支柱はいつまで立てておけばいい?
A:新しい葉が出て全体のバランスが安定するまで立てておきましょう。目安は数か月〜半年程度。株がしっかりしてきたら外しても形を保てます。
まとめ
今回は、サンスベリアをまっすぐ伸ばすコツ3つをご紹介しました。
サンスベリアは耐陰性があるため室内でも育てられます。しかし、本来は日光を好む植物です。
日光が足りなかったとしても、しばらくは枯れずに育つことはできますが、どうしても葉が弱々しくなり横に倒れやすくなります。
サンスベリアを丈夫に、まっすぐ伸ばすためには日光が不可欠です。
サンスベリアをまっすぐ伸ばすコツ3つ
1.春から秋にかけては屋外に置く
2.ときどき鉢をまわす
3.春の根詰まりチェック