サンスベリアがぶよぶよ柔らかくなってしまった。。
水やりを控え目にしていたはずなのに、いつの間にかサンスベリアがぶよぶよになってしまった…という方も多いのではないでしょうか?
今回は、サンスベリアがぶよぶよになる原因と対処法について紹介します。
管理人の独り言
経験上、サンスベリアがぶよぶよ柔らかい場合はかなり危険。株元に触れて腐っているなら、早めに取り除くのがベスト。
サンスベリアがぶよぶよになる原因とは?
まずは、サンスベリアの葉がぶよぶよに傷む主な原因から見ていきましょう。
水のやり過ぎによる根腐れ
サンスベリアは土が乾ききらないうちに水を与えていると、根が呼吸できずに傷んで腐る「根腐れ」を起こしやすいです。
根腐れしたサンスベリアは根元がぶよぶよに腐り、最終的に付け根から倒れてきます。
サンスベリアの水やり方法【目安】
・春~秋(最高気温が約20度以上)…土が乾いてからたっぷりと水やり
・冬(最高気温が約20度以下)…土が乾いて3~4日してから表土が濡れる程度に水やり(月1回程度)
※管理環境が15度以下になる場合は断水して冬越しさせる
寒さによる根腐れ(秋口に多い)
サンスベリアは寒さに特に弱いです。15度以下になると徐々に生育が緩慢になる休眠期へと移行します。
そのため、サンスベリアがぶよぶよになりやすいのが秋の入口である10月頃です。
秋になったら徐々に水やりの回数を減らそう
最高気温が20度を下回るようになってきたら、徐々に水やりの間隔を開けて乾かし気味に管理しましょう。
水やりのタイミングが分からないなら、葉にシワが寄ってからでも問題ありません。
保水性の高すぎる土・粒が崩れて固まった土
観葉植物の土だと、サンスベリアにとってはやや水持ちが良すぎることが多いです。
サンスベリアは蒸れを嫌うため、多肉植物用の土を使うことで根腐れを防ぐことができます。
特に室内管理の場合、風通しが制限されることで土が乾きにくいからこそ、水はけの良い土が適しています。
室内管理なら虫が湧きにくい土がおすすめ
室内管理の場合は虫がわきにくい土を使うのがおすすめです。
室内向けにブレンドされた土なら、コバエの原因となりがちな腐葉土や堆肥を含みません。
室内でも清潔にサンスベリアが育てられます。
サンスベリアがぶよぶよになったときの復活方法
では、すでにぶよぶよになった葉はどうすべきなのでしょうか。ここからはぶよぶよになったサンスベリアを復活させる方法を紹介します。
すでにぶよぶよした部分は取り除く
残念ながら、すでにぶよぶよに腐った部分は元に戻せません。
腐敗が拡がるのを防ぐためにも、ぶよぶよになった部分は放置せず早めに取り除きます。
管理人の独り言
腐った部分を残しておくと、腐敗が拡がる恐れがある。ツンとした臭いがしたら気を付けて。個人的には、面倒でも一旦、土から取り出して切り口を乾燥させ、そのあと改めて新しい土で植え直すのが良いと思う。
硬い部分は「葉挿し(はざし)」で発根させ復活させる
まだ硬い分が残っていれば「葉挿し」で復活させることができます。
葉挿しとは、カットしたサンスベリアの葉を土に挿して発根させ、新しい子株を出す方法です。
うまくいけば、葉の断面から根が出てきて数か月ほどすると子株が出てきます。
ぶよぶよ回避!サンスベリアのお手入れで押さえておくべきポイント
ぶよぶよに腐らせないためには、以下のポイントを押さえておきましょう。
室内なら南~東向きの窓際に置く
サンスベリアは耐陰性があるとはいえ、本来は日光が大好きな植物です。
日当たりがイマイチな場所に置き続けていると株が徐々に弱っていきます。
弱ったサンスベリアは弱々しい姿になり、ちょっとした環境の変化で根腐れや病害虫による被害を受けやすくなります。
水遣りは時期によって変える
サンスベリアには生育が盛んになる時期と緩慢になる時期があります。
そのため、サンスベリアは時期によって水やりのタイミングや量を変えなくてはなりません。
水やりのタイミング | 水やりの量 | |
春~秋(天気予報の最低気温15度以上が目安) | 土がカラカラに乾いたタイミングで与える | 鉢底から水が出るくらいたっぷりと与える |
冬(天気予報の最低気温15度以下が目安) | 土がカラカラに乾いてさらに3~4日してから与える | 土の約1/3が湿る程度に与える |
通気性に優れる土をチョイス
サンスベリアをぶよぶよにさせずに長く育てたいなら土が重要です。
特にサンスベリアを室内で育てている場合、通気性・排水性に優れる土を選ぶことでぶよぶよになるのを回避できます。
おすすめは「多肉植物用の土」や「室内向けの土」です。 これらの土は、サンスベリアに適した配合でブレンドされています。
闇雲に肥料を与えない
サンスベリアの調子がイマイチ…。そんな時にやってしまいがちなのが「肥料を与える」ということです。
もちろん肥料が良くないということではありませんが、弱っているときに与えた場合、
根がスムーズに養分を取り込めず、鉢内に残った肥料分によって根が傷んでしまう恐れがあるのです。
管理人の独り言
元気が無いと肥料を与えたくなる。ただ、地上部が弱っているということは根っこも弱っていることが多い。この状態で肥料を与えると、肥料焼けや根腐れを引き起こしがち。。
風通しの良い場所で育てる
サンスベリアは蒸れを嫌います。
風通しの悪い場所に置いていると土がなかなか乾かず、鉢内が蒸れることで根腐れを引き起こし、葉がぶよぶよに傷んでしまうことがあります。
光合成をする上でも風は欠かせません。 窓を閉め切る時期はサーキュレーターをフル活用して空気の流れを確保しましょう。
管理人の独り言
サンスベリアは薄暗い場所でも育たなくはないけど、風通しが悪いと比較的早い段階で弱りやすい。経験上、窓を閉め切った室内では根腐れ、害虫のリスクが上がる。筆者はサーキュレーターを使うようになってかなりトラブルが減った!
サンスベリアのぶよぶよを回避するための便利アイテム2つ
最後に、サンスベリアのぶよぶよを回避するための便利アイテムを2つご紹介します。
「ついつい水をやり過ぎてしまう」「管理の方法がいまいち分からない」という方は、以下2つのアイテムをそろえておくと失敗しにくいですよ。
ぶよぶよ回避アイテム①素焼き鉢
サンスベリアは乾燥状態を好む植物です。
そのため、「ついつい水を与えていつもだめにしてしまいがち」という方には、サンスベリアを素焼き鉢に植え付けることをおすすめします。
理由は、素焼き鉢は多孔質なため、非常に通気性・排水性にすぐれるからです。
サンスベリアを素焼き鉢に植えることで根腐れのリスクを軽減されることができます。
ぶよぶよ回避アイテム②水やりチェッカー
「いまいち水やりのタイミングがつかめない」「できるだけ枯らしたくない」
このような場合に重宝するのが水やりチェッカーです。 土に挿しておくだけで水やりのタイミングを色で知らせてくれます。
- 土が湿っている時…青
- 土が乾いている時…白
サンスベリアを枯らす原因として多いのが水のやり過ぎによる根腐れです。
このアイテムを使うことで、根腐れのリスクを簡単に減らすことができると同時に、管理もかなり楽になります。
サンスベリアがぶよぶよする原因は?復活させる方法【まとめ】
サンスベリアが根腐れを起こしやすい時期が気温が下がり始める秋口です。
この時期は、昼間は暖かくても朝晩に冷え込み始め根が冷えて傷む可能性が高まります。もし、ぶよぶよになってしまったら早めに腐った部分を取り除き、被害が広がるのを抑えましょう。
サンスベリアがぶよぶよになる主な原因と対処法
・水のやり過ぎによる根腐れ
・寒さによるダメージ(秋口の根腐れ)
・土が合っていない
ぶよぶよ回避!便利アイテム2つ
1.素焼き鉢
2.サスティー(水やりチェッカー)