サンスベリアがなかなか大きくならない。。ちゃんと水やりしてるのに。。
サンスベリアを育てている方の中には、「なかなか大きくならない」「成長が止まってしまった」とお悩みの方も多いのではないでしょうか?
サンスベリアは非常に丈夫な植物ですが、管理方法によってはなかなか大きく育たないことも多いです。
そこで今回は、サンスベリアが大きくならない理由や、成長を促進するための具体的な対策を詳しく解説していきます。
サンスベリアが大きくならない主な原因と解決策
サンスベリアが大きくならない場合、よくある原因には以下のようなものがあります。
日光不足
サンスベリアは少ない光でも育てることができる「観葉植物」として知られますが、本来は日光が大好きな植物です。
日光不足が続くと、葉が光を求めて縦方向にばかり間延びします。いわゆる「徒長(とちょう)」です。
特に、窓から離れた場所や暗い部屋に置かれると、徐々に葉が細く弱々しい姿になっていきます。
解決策
- 室内なら南~東向きの窓際に置く
- 20度以上なら屋外の半日陰に置くと生育が良くなる
- 日当たりが確保できないなら植物育成ライトを活用するのもよい
2年以上植え替えてない
サンスベリアを2年以上植え替えていない場合、鉢の中が根っこでぎゅうぎゅう詰めになっていることが多いです。
根が詰まると、新たな根を伸ばすスペースがなくなり、水分や養分の吸収効率が低下します。また、逆に大きすぎる鉢も根腐れのリスクを高めます。
解決策
- 1~2年に一度、春~初夏に植え替えを済ませる
- 鉢のサイズは、サンスベリアの根がしっかりと広がれる程度の大きさが理想
- これ以上鉢を大きくしたくない場合は株分けするとよい
15度以下
サンスベリアは暖かい環境を好む植物で、温度が低すぎると成長が止まってしまいます。
特に、15度以下になると成長が鈍化し、10度以下ではダメージを受ける可能性があります。
解決策
- 最低でも15度はキープするのが理想
- 冬は「成長」<「現状維持」を優先する
- 冬はムリに水を与えたり肥料を与えすぎると根が腐りやすい
大きくならないサンスベリア、肥料を与えれば大きくなる?
大きくならないなら肥料を与えれば良いのでは…?と思われる方も多いかもしれません。
ただ、現状なかなか大きく育っていない場合、日光不足や根詰まりなどが疑われます。
この状態で肥料を与えても、根に負担をかけてしまう恐れがあるんです。
肥料を与えるのは株が元気であることが最低条件
肥料を与えるのは株が元気であることが最低条件です。
株が弱っている時に肥料を与えても、うまく養分を吸収できず、鉢内に残った肥料成分が逆に根を傷ませてしまう恐れがあります。
春~秋にかけて与える。冬の肥料は不要
サンスベリアに肥料を与えるなら、株が元気で根詰まりを起こしておらず、植え替えから1ヵ月以上経っていることが条件です。
生育が盛んな春~秋に、規定量の肥料を与えます。生育が鈍る冬の肥料は不要です。
肥料を与える場合、十分な日光と風通しが確保されていないと、スムーズに肥料分を吸収できず、根に負担をかける可能性があります。
大きくならないサンスベリアの成長を促すコツ
サンスベリアがなかなか大きくならない場合、以下のポイントを押さえておく必要があります。
室内なら南~東向きの窓際に置く
サンスベリアの成長には十分な光が欠かせません。室内で育てているなら、南~東向きの窓際に置くのが理想です。
20度以上あるなら屋外の半日陰に置くことで、さらに株を成長させることができます。
1~2年に一度、春~初夏に植え替える
鉢のサイズが植物の成長に合っていないと根詰まりを起こし、生育が阻害されます。
最低でも2年一度は植え替え、古い土を新しい土に交換しましょう。
植え替え時には、サボテン用や多肉植物用の土を使用し、排水性を確保します。
水耕栽培よりは土で育てる方が株が充実する
土を使わない水耕栽培やハイドロカルチャーは衛生的で人気ですが、今より大きく育てていきたいなら土での栽培が適しています。
水耕栽培の場合、十分な日光を当てることが難しいため、大きく育てるというよりは現状維持や延命のような状態になりがちです。
サンスベリアが大きくならない?成長しない時によくある原因と解決策【まとめ】
サンスベリアが大きくならない原因には、日光不足、水やりの過多や不足、鉢のサイズ、温度管理、土の質、肥料不足などさまざまな要因が関係しています。
これらの問題を解決するために、日当たりの良い場所に置くこと、定期的な植え替えや温度管理を行うことで、サンスベリアは元気に成長していきます。