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サンスベリアが土から抜ける原因と対処法

柔らかく腐って臭いを放つサンスベリア よくあるトラブル

サンスベリアが土から抜けてしまう。。

サンスベリアを長く育てていると、土から抜ける症状に悩まされることがあります。

根がしっかり土に定着していないと株自体が不安定になり、ぐらついてすぐに倒れてしまうことも多いです。

そこで今回は、サンスベリアが土から抜ける原因とその対処法を紹介します。

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この記事を書いた人
meme

農業高校にて3年間園芸を学ぶ。自宅にて100種類以上の植物を栽培中。狭い賃貸物件でもグリーンの溢れる生活を満喫中。なかでもコンパクトに楽しめるサンスベリアは大好き。

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サンスベリアが土から抜ける原因と対処法

サンスベリアが土から抜けてしまう場合、根がダメージを受けている可能性が高いです。

水の与えすぎによる根腐れ

サンスベリアは土が乾かないうちに次から次へと水を与えると、根が蒸れて腐敗してしまいます。

根が腐ると土にしっかりと固定されなくなり、簡単に土から抜けてしまいます。

対処法

  • 土が乾くまでは水やりしない:サンスベリアは土が完全に乾いてから水を与えるようにしましょう。冬は土が乾いてさらに3日ほど経ってからの水やりで十分です。
  • 水はけの良い土を使う:サンスベリアには、水はけの良い土を使用しましょう。また、鉢は底穴がしっかり開いているものを選びます。
  • 根を確認してカットする:既に根腐れが進行している場合は、土からサンスベリアを取り出し、腐った根をすべて取り除きます。新しい清潔な土に植え替えて再度育て直しましょう。

2年以上植え替えていない

サンスベリアを2年以上植え替えていない場合、鉢の中で根が詰まることがあります。

根が鉢の中で十分に広がれないと、植物全体が不安定になり、土から抜けやすくなります。

対処法

  • 大きめの鉢に植え替える:サンスベリアの成長に応じて、1~2年に一度は大きめの鉢に植え替えましょう。鉢の大きさは、現在の鉢よりも一回り大きいものを選ぶと良いです。
  • 根をほぐす:植え替え時に、詰まっている根をほぐしてから新しい土に植え付けると、根の広がりが促進されます。詰まりすぎた根はカットして整えることも有効です。

保水性の高すぎる土・粒が崩れて劣化した土

サンスベリアの根がしっかりと土に定着しない原因の一つとして、不適切な土の使用が考えられます。

サンスベリアは乾燥した環境を好むため、水分保持力の高すぎる土(草花の土など)は根の発達を妨げます。

また、古くなった土は粒が崩れて団子状に固まるため、根が傷む原因となります。

対処法

  • サンスベリア・多肉植物用を使う:サンスベリアには水はけの良い、多肉植物用の土やサボテン用の土が適しています。軽石やパーライトを混ぜることで、通気性を改善し、根が健全に成長できる環境を作りましょう。
  • 1~2年に一度、土を交換:古くなった土は粒が崩れて水はけが悪くなるため、定期的に新しい土に交換します。

植え付けが浅い

サンスベリアを植え付ける際に、根が浅く植えられていると、植物が土にしっかりと固定されず、簡単に抜けてしまうことがあります。

また、鉢は浅鉢より縦長フォルムの鉢の方が株が安定しやすいです。

対処法

  • 適切な深さに植える:植え替えの際は、サンスベリアの根がしっかりと土中に収まるよう、深めに植え付けましょう。特に、新しい苗を植えるときは、植え付けが浅すぎないよう注意してください。
  • 縦長フォルムの鉢を使う:サンスベリアの場合、縦長フォルムの鉢を選ぶ方が株が安定します。根が少ない場合は鉢底石を多めに敷き、水はけを確保しておくと根が蒸れにくいです。

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サンスベリアを土から抜けにくくするためのポイント

サンスベリアの根をしっかりと育て、安定した株に育てるためには、以下のポイントに気を付けましょう。

水やりは控えめに

サンスベリアは乾燥を好む反面、蒸れにはめっぽう弱いです。

そのため、水やりは土が完全に乾いてから与えるのが鉄則です。

室内なら南~東向きの窓際に置く

サンスベリアは耐陰性があるとはいえ、あまりにも日当たりが悪いと株自体が弱ってしまいます。

室内なら南~東向きの窓際に置き、レースカーテンは基本不要です。

1~2年に一度の植え替え・株分けで根詰まりを防ぐ

株分け中のサンスベリア

1~2年に一度、大きめの鉢に植え替えて根が詰まらないようにしましょう。

これ以上鉢を大きくしたくない場合は株分けするとよいでしょう。

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サンスベリアが土から抜ける原因と対処法【まとめ】

サンスベリアが土から抜ける原因には、根腐れ、根詰まり、不適切な土の使用、植え付けの浅さなどがあります。

特に根腐れが原因の場合、水を与え続けることで腐敗が地上部まで拡がってしまうことが多いです。

株の状態をよく観察し、原因に応じた対処を早めに施せば、十分に復活の可能性があります。

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