サンスベリアの根っこがオレンジ色になってる。弱ってるのかな?
サンスベリアは、その丈夫さと管理のしやすさから人気の観葉植物ですが、時々「根がオレンジ色になっている」という現象が見られることがあります。これは一見すると異常に見えるかもしれませんが、果たして本当に問題なのでしょうか?この記事では、サンスベリアの根がオレンジ色になる理由や、健康な根の見分け方について詳しく解説します。
サンスベリアの根がオレンジ色、赤っぽく見える原因
まず、サンスベリアの根は一般的に白色~薄い茶色(オレンジっぽく見えることもある)です。
そのため、サンスベリアの根がオレンジ色に見えることは、必ずしも異常というわけではありません。
ただ、場合によっては植物の健康に影響を及ぼすこともあります。
老化現象によるもの
サンスベリアの根がオレンジ色になる原因の一つとして、単なる老化が挙げられます。
根は古くなるにつれて、色が変わることがあります。この場合は特に問題なく、新しい根が白色や薄い茶色であれば健康です。
- 症状
オレンジ色の根が硬く、崩れたり、悪臭がしない場合は、老化現象によるものと考えられます。植物自体が健康で、新しい葉が成長しているなら特に心配要りません。 - 対処法
古くなった根を無理に取り除く必要はありません。植物が健康であれば処置は不要です。
根腐れによる色の変化
根がオレンジ色や茶色に変色してかつ、根に弾力がない場合、根腐れ等によって根が傷んでいます。
サンスベリアは蒸れを嫌い、過剰な水やりや根詰まりが続くと、根が酸素不足になり腐ります。
- 症状
オレンジ色の根が柔らかくなり、手で触ると脆く崩れるようであれば、根腐れが進行している可能性が高いです。土から悪臭がする場合も、根腐れの兆候です。 - 対処法
根腐れが進行している場合は、まず腐った根を全て切り取り、健康な部分だけを残します。その後、新しい排水性の良い土に植え替え、水やりを控えめに行うことで、再発を防ぎます。
土壌の状態による影響
土壌が酸性に偏りすぎていたり、通気性が悪いと、根が健康に成長できず、色が変化することがあります。
また、長期間土を変えずに育てていると、土壌が劣化し、根の色に影響を与えることもあります。
- 症状
根だけでなく、土自体が劣化している場合、全体的に植物の成長が遅くなります。特に、土が硬く通気性が悪くなると、根が蒸れてダメージを受けやすいです。 - 対処法
1〜2年に一度、サンスベリアを植え替えることで、健康な根の成長を促進します。新しい土を使用することで、土壌の通気性や排水性を改善することができます。
健康なサンスベリアの根の見分け方
サンスベリアの根が健康であるかどうかを見分けるためには、いくつかのポイントに注目する必要があります。以下は、健康な根の特徴です。
色が白または薄い茶色である
健康なサンスベリアの根は、通常白色や薄い茶色をしています。根が鮮やかなオレンジ色や黒く変色している場合は、問題がある可能性があります。
硬くて弾力がある
健康な根はしっかりとしており、柔らかく崩れやすいことはありません。根を触ったときに柔らかくなっている場合は、根腐れや病気が疑われます。
悪臭がしない
健康な根は無臭です。もし、土や根から異臭がする場合、それは根腐れが進行しているサインです。
根が活発に成長している
新しい白い根が次々と伸びている場合、植物は健康で、根がしっかりと機能していることを示しています。
サンスベリアの根を健康を保つためのポイント3つ
サンスベリアの根を健康に保ち、長く楽しむためには、いくつかの重要なケアポイントを押さえておく必要があります。
水やりは土が完全に乾いてからが基本
サンスベリアは乾燥に強い植物です。水やりは控えめにし、土が完全に乾いてから水を与えるようにしましょう。特に冬場は水を控えめにし、根腐れを防ぐために排水性の良い土を使うことが大切です。
1~2年に一度の植え替えで根詰まりを防止
1〜2年に一度、植え替えを行い、新しい土を提供することで、根の健康を保つことができます。根詰まりが起きると、植物全体の成長が悪くなるため、植え替えはサンスベリアのケアにおいて重要な作業です。
室内なら南~東向きの窓際に置く
サンスベリアは耐陰性があるとはいえ、全く光の当たらない場所では成長が悪化します。間接光が当たる場所に置くことで、植物が十分に光合成を行い、健康に育つことができます。
サンスベリアの根がオレンジ色なのは異常?健康な根の見分け方【まとめ】
健康なサンスベリアの根は、白色~薄い茶色(赤味を帯びてオレンジっぽく見えることもある)をしており、硬く弾力があるのが特徴です。
ただ、根に触れてスカスカしていたり、脆くなっているなら根腐れなども考えられます。
根が赤味を帯びていたり、オレンジ色に見える場合でも、株に大きな問題が無いのであれば、特別な処置は不要です。