サンスベリアの葉に黒い斑点が出てるけど、放置で大丈夫。。?
サンスベリアを育てている方の中には、葉に「黒い斑点」が現れてお悩みの方も多いのではないでしょうか?
葉に黒い斑点があると見た目が悪くなるだけでなく、場合によっては植物の健康に悪影響を及ぼす恐れもあるんです。
そこで今回は、サンスベリアの葉に黒い斑点ができる原因とその対処法について詳しく解説します。
サンスベリアの葉に黒い斑点ができる原因と対処法
サンスベリアに黒い斑点ができるときによくある原因には、以下のようなものがあります。
病害虫によるダメージ
サンスベリアに黒い斑点ができる原因のひとつは、病害虫によるものです。
特にカイガラムシやアブラムシが葉に付着すると、糖分を含む排泄物をまき散らします。
この排泄物はベトベトしており、放置しているとカビが増殖して「すす病」を引き起こすことがあります。
対処法
- 葉に見慣れない粒々やベトつきが生じている場合は早めに拭き取る
- 拭き取っても症状が改善しないようなら、殺虫剤の使用を検討してみる
- 害虫被害や病気が判断できない場合は「ベニカネクストスプレー」がおすすめ
根腐れ
サンスベリアは乾燥に強いものの、水のやりすぎによる蒸れにはかなり弱いです。
根が湿り続けていると根腐れを引き起こし、根が傷むと同時に、葉に黒い斑点が現れることがあります。
対処法
- 土が湿っている場合、土が完全に乾くまで水やりは控える
- 鉢から取り出し、黒く傷んだ根は取り除いて新しい土で植え直す
- 水やりは土が完全に乾いてからが基本。冬は土が乾いてさらに3~4日ほど放置
寒すぎる(10度以下)
サンスベリアは熱帯地域原産の植物なため、耐えられる寒さは10度くらいまでです。
10℃以下になる環境では低温障害が発生しやすく、葉に黒い斑点や傷みが現れることがあります。
対処法
- 寒さが疑われる場合、まずはサンスベリアを暖かい場所に移動する
- 冬場は、室温が15℃以上を保てる場所に置くようにし、かつエアコンの風が直接当たらないように注意
日焼けによるダメージ
サンスベリアは比較的耐陰性が高い植物ですが、直射日光に長時間さらされると葉が焼けてしまい、黒い斑点や茶色い焦げ跡ができることがあります。
特に夏場の強い日差しには注意が必要です。
対処法
- 日焼けが原因の場合は、サンスベリアを直射日光が当たらない半日陰の場所に移動
- 夏場の直射日光は葉焼けを起こしやすいので注意。特に葉が白い品種は直射日光を避ける
- すでに葉焼けを起こして変色した部分は元に戻らない
老化現象
サンスベリアの成長とともに古い葉が枯れ、自然に黒くなることがあります。
ただ老化が原因の場合、黒い斑点が徐々に広がっていくというよりも、葉全体が変色していくことが多いです。
対処法
- 老化による黒い斑点や変色が見られる場合は、特に対処は不要
- 見栄えを保ちたいなら、古い葉を剪定して取り除く
サンスベリアの黒い斑点を予防する方法
黒い斑点ができないようにするための予防策も重要です。以下のポイントを押さえて、サンスベリアを健康に保ちましょう。
適切な水やり
サンスベリアは乾燥を好むため、水を与えすぎないことが大切です。
土がしっかりと乾いてから水を与えるようにし、特に冬場は水やりの頻度を減らすことを心がけましょう。
温度管理
サンスベリアは低温に弱いので、冬場は暖かい場所に置くことが重要です。
特に10℃以下にならないように室温を保つことが大切です。
日当たりの調整
強い直射日光を避け、適度な光が入る場所にサンスベリアを置くことが理想です。
特に夏場の直射日光は避け、半日陰に置くことで日焼けを防げます。
害虫対策
定期的に葉の状態を確認し、害虫がついていないかチェックしましょう。
また、風通しの良い場所に置くことで、病害虫の発生を抑えることができます。
葉の掃除
ほこりが溜まると光合成に影響が出るため、定期的に葉を拭くことで健康な成長を促進します。
定期的に葉を観察することで、トラブルにいち早く気付くこともできます。
サンスベリアに黒い斑点ができるのは病気?原因と対処法【まとめ】
サンスベリアの葉に黒い斑点ができる原因は、過湿や低温障害、日焼け、病害虫などさまざまです。
とはいえ、早めに対処すれば美しい葉を取り戻すことは十分に可能です。
また、日々のケアとして適切な水やり、温度管理、害虫対策を行い、異常には早期に対処することで美しい姿を保てます。
サンスベリアはとても丈夫な植物ですが、ちょっとした環境の変化に敏感な面もあるため、注意深く観察しながら育ててあげましょう。