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サンスベリアの植え替えが失敗する原因は?弱った時の対処法も

サンスベリアムーンシャインの株分け 基本知識

サンスベリアを植え替え後、何となく調子が悪い。。

サンスベリアを植え替えた方の中には、このようなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?

丈夫で育てやすいサンスベリアですが、ポイントを押さえていないと植え替え後に弱ってしまうこともあります…。

そこで今回は、サンスベリアの植え替えが失敗する原因と、植え替え後に弱った時の対処法を紹介します。

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この記事を書いた人
meme

農業高校にて3年間園芸を学ぶ。自宅にて100種類以上の植物を栽培中。狭い賃貸物件でもグリーンの溢れる生活を満喫中。なかでもコンパクトに楽しめるサンスベリアは大好き。

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サンスベリアの植え替えが失敗する原因

サンスベリアの子株

まず、サンスベリアの植え替えでよくある失敗例とその原因を確認していきましょう。

タイミングが悪い(秋~冬)

一方、秋から冬にかけては成長が鈍り、根が休眠状態に入るため、寒い時期の植え替えは失敗の原因になります。

サンスベリアの成長期は春~夏にかけての暖かい時期です。この時期は植物にかかる負担が少なく、根も活発に動くため根付きやすいです。

適切な土や鉢を使っていない

サンスベリアは水はけの良い土を好みます。一般的な観葉植物の土でも育ちますが、多肉植物やサボテン用の土が最適です。

保水性の高すぎる土だと根が蒸れ、根腐れを起こす恐れがあります。

また、大きすぎる鉢は水が溜まりやすく、底穴の開いていない鉢は根腐れのリスクが増します。

水のあげすぎ

植え替え後のサンスベリアは、根がまだ土に慣れていないため、そこまで多くの水を必要としません。

植え替え後、すぐにたっぷりの水をやると根腐れを起こすことがあります。

根が回復するまでは、水の与え過ぎに注意が必要です。

すぐ直射日光に当てる

植え替え直後のサンスベリアは少なからず根がダメージを受けている状態です。

そのため、植え替え後にいきなり強い光にさらされると株に大きな負担がかかります。

植え替え後、1週間ほどは直射日光を避け、明るい日陰や明るい窓際に置くことで、植物にかかるストレスを最小限に抑えます。

植え替え後、すぐ肥料を与える

植え替え直後は根が傷ついていることが多いため、肥料を与えると肥料焼けを起こし、根がさらに弱ってしまうことが多いです。

肥料を与える場合、植え替えから1ヶ月程度は様子を見守り、株が安定してから少量ずつ施すのが安心です。

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植え替え後にサンスベリアが弱った時の対処法は?

植え替え後、サンスベリアの元気がなくなってしまうことがあります。この場合、次の対策を試してみましょう。

明るく風通しの良い場所に置く

植え替え後は株への負担を抑えるため、直射日光の当たらない明るい場所に置くのが基本です。

室内なら南~東向きの窓際に置き、窓越しの柔らかい光の当たる場所に置きます。

また、風通しの良い場所に置くことで光合成を促し、根の回復をサポートします。

窓を閉め切るならサーキュレーターは必須!

水やりは土が乾いてから

植え替え直後は根がまだ定着していないため、過剰な水やりは避けましょう。

土が完全に乾いてから、土の約1/3が湿るくらいの量を与えるようにします。

葉に触れて抵抗を感じるようになったら、通常の水やりに戻します。

肥料は与えない

植え替え直後のサンスベリアには肥料を与えないようにしましょう。

根が十分に回復していない状態で肥料を与えると、根が肥料成分に負けて弱ってしまう可能性があります。

植え替えから1か月以上経過し、株が元気を取り戻したら、緩効性の肥料を少量与えると良いでしょう。

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失敗しない!サンスベリアの正しい植え替え手順

植え替え後は3~4日ほど経ってから水やりします。

ここからは、サンスベリアの植え替えの正しい手順を詳しく解説します。

適期は春~初夏

今回はこのサンスベリアを株分けを兼ねて植え替えます。

サンスベリアの植え替えは、春から初夏にかけて(4月~6月頃)行うともっとも失敗しにくいです。

生育が盛んになるこの時期に植え替えることで、株の負担を最小限に抑え、根が回復しやすくなります。

鉢から取り出す

植え替え前数日は水やりを控え、土を乾かしておくと根にかかる負担を抑えられる。

サンスベリアを鉢から取り出しましょう。鉢を少し横にして優しく叩くと取り出しやすいです。

根を軽くほぐし、古い土を取り除く

棒で軽くつつき古い土を落す。株分けする場合は繋がっている部分をポキッと折って切り離す。

根の周りの土を軽く落とし、根の状態を確認します。

傷んだ根は取り除いておく。弾力がなくスカスカの根は取っておく。

弾力のない脆い根や、スカスカとした根、ぶよぶよと腐った根があれば、このタイミングできっちり取り除いておきましょう。

新しい鉢に植え替える

鉢底に鉢底ネットを敷き、その上に軽石を少し敷きます。次に、新しい土を少し入れ、サンスベリアを鉢の中央に置きます。

春~初夏なら根の回復が早いので、根を半分ほど切り詰めてもok。

鉢の1/3ほど土を入れた後、軽く押し固めてからさらに土を追加し、鉢の縁から1~2cm下くらいまで土を入れて整えます。

植え替え後は水やりを控える

植え替え後、すぐ水やりしないで。

植え替え直後は根がまだ土に定着していないため、3~4日ほどは水やりを控え、休ませるのが失敗回避のコツです。

3日ほど経ったら、土の約1/3が湿るくらいの量の水を与え、明るく風通しの良い場所に置いて発根を待ちましょう。

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サンスベリアの植え替え、失敗を防ぐコツは3つ!

オレンジに見える根っこ

最後に、サンスベリアの植え替えが成功しやすくなるポイントを3つ紹介します。

とにかく春~初夏に植え替える!

サンスベリアの植え替えは、気温が安定し成長が活発になる「春~初夏」に行うと失敗が少なく済みます。

反対に、秋~冬の植え替えはストレスが大きく、最悪の場合、植え替え後に枯れてしまう可能性があるため避けるのが無難です。

大きすぎる鉢を使わない!

サンスベリアの植え替え時、使用する鉢のサイズには注意が必要です。

大きすぎる鉢は根が水を吸いきれず、土が常に湿った状態になって根腐れの原因となることがあります。

鉢は一回り大きいサイズが目安で、根がしっかりと広がれる程度のサイズが理想的です。

水はけの良い土を使う!

サンスベリアは水分をため込みすぎると根が腐りやすい植物です。

サボテン用や多肉植物用の土など、水はけの良い専用の土を使用することが大切です。

また、鉢底に軽石や赤玉土を敷くことでさらに水はけがよくなり、根の通気性も高まります。

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サンスベリアの植え替えに関するよくある質問

葉挿しで復活させたサンスベリア

サンスベリアの植え替えに関するよくある質問をご紹介します。

10月に植え替えても大丈夫?

  • 根をいじりすぎないなら大丈夫。ただ、最低気温が20度以下になら春まで待つのが無難

今の鉢からひとまわり大きめの鉢に植え替えるだけなら、秋に植え替えても問題無いことが多いです。

ただ株分けしたり、根を切り詰めたりするなら、春まで待つことをおすすめします。

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サンスベリアの植え替えが失敗する原因は?弱った時の対処法も【まとめ】

サンスベリアの植え替えは、適切な手順とタイミングを守れば難しい作業ではありません。

しっかりと準備を整え、正しい方法で行うことで、サンスベリアは元気に成長してくれます。

万が一、植え替え後に弱ってしまっても、落ち着いて対処すれば回復する可能性が高いです。

植物に適した環境を整え、長く楽しんで育てていきましょう。

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